ブランド・セイリエンスとの関係性
- 敦 緒方
- 1月12日
- 読了時間: 3分
更新日:2 日前
オケージョン認知の行動効果を解明するために、ブランド・セイリエンスとの関係を調査・
研究しました。
調査は、2020年9月25日~27日にネット調査で
「ペットボトル飲料」・「消費者金融」・「化粧水」・「フードデリバリー」・「パソコン」
の5カテゴリから1~3ブランドを選定の上、実施しました。
ブランド・セイリエンスとは
ブランド認知が「そのブランドを知っている」ことに対して、ブランド・セイリエンスは、「そのブランドをよく思い出したり意識したりする」という状況のことを意味します。
ブランドとして成立するための土台となる概念、ブランド構築の起点となります。
ブランド・セイリエンスの高いブランドは、リマインドされることが多く存在感のあるブランドを意味します。
ブランド認知が広告効果を示す指標に対して、ブランド・セイリエンスはブランド効果を示す指標です。

オケージョン認知はブランド・セイリエンスを高める
ブランド・セイリエンスにオケージョン認知が与える影響度について分析するために、
ブランド・セイリエンスの高い人・中くらいの人・ない人における
オケージョン認知への影響度を比較しました。
その結果、ブランド・セイリエンスが高いとオケージョン認知への影響度も高いこと
が確認されました。


ブランド・セイリエンスはマーケティング効果を高める
ブランド・セイリエンスの高い層とない層で、マーケティング効果(マーケティングKPI)を比較すると検索行動率や購入率で大きな差が出ています。
これにより、ブランド・セイリエンスはマーケティング効果を高めることがわかります。


交通広告はブランド・セイリエンスを高める
交通広告とモバイル広告が、テレビ広告よりも明らかにブランド・セイリエンスを高めるという結果を示しています。
なお、ペットボトル飲料は調査対象の3ブランドのうち一つが、対象時期にスマホ限定での販促キャンペーンを行っており、その影響が反映されている可能性が高いと判断します。

効果モデル
交通広告の広告効果の深さを検証するために、オケージョン認知とブランド・セイリエンスの関係性を分析した結果、下記の効果モデルが成立します。
また、対象とした3メディアでは、交通広告とモバイル広告がテレビ広告よりも明らかにマーケティング効果を上昇させる効果があることが確認されます。

以上の結果より
1)オケージョン認知に至りやすいことは、行動効果が高いということとほぼ同義であり、
交通広告の「効果の特性=行動効果が高い」ことを改めて確認しました。
2)「オケージョン認知が高まるとブランド・セイリエンスも高まる」ことが、調査した
カテゴリすべてで確認されました。
ブランド・セイリエンスは、消費者が商品購入時に候補として想起するための必要条件
であり、オケージョン認知が購買行動を高める要因として考えられます。
3)ブランド・セイリエンスが高まることにより、マーケティングKPIが高まることが確認
できました。


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