オケージョン認知2.0への試み
オケージョン認知に関する研究は、2015年以来、徹底した徹底した調査と分析により、
・オケージョン認知という現象が起きること
・交通広告の特性として行動喚起効果が高いこと
この2点の証明にこだわり続けてきました。
一方で、そのメカニズムの研究は、ブランド・セイリエンスとの関係性の研究に留まりました。
当時から心理学による説明が必要との認識はありましたが、
結果としてそこに踏み込むことはなく中止となりました。
しかし今、環境が大きく変化し、広告におけるデジタル革命も最終段階を迎えつつあります。
新たな環境においては、「広告の記憶の深さを説明するロジック」が必須となると予測しています。
そして、オケージョン認知はその有力な候補と考えるに至りました。
これより、オケージョン認知2.0として研究の新たな段階にチャレンジすることにします。
いよいよAIが主役となることが明白になっています。
もはや、メタバースという言葉はほぼ聞かなくなりました。
科学者の夢が消費者の心をとらえるとは限りません。
一方で、AIは必ず消費者の生活を、それこそ人生ごと変えてしまうでしょう。
広告メディアの領域では、OOHのようなリアルメディアとデジタルを結ぶものが必要となります。
遠くない将来、AI広告会社は最も効率のいいマーケティングコミュニケーションのKPIとして、
オケージョン認知を採用するかもしれません。
広告を科学する上で、消費者における広告の記憶を説明することが必須となるのですから。
業務経歴
■主宰者プロフィール
緒方 敦
1959年生まれ。九州大学文学部卒業後、旭通信社(現ADK)入社。
九州支社にてAEとして、九州ローカル食品メーカーの首都圏進出戦略や大手食品メーカーのエリア新商品開発と市場導入プロモーション展開を担当するとともに、
日本有数の石油ディーラーのCI導入プロモーションと企業ブランド戦略の立案および広告業務全体を行う。
本社にて大手のパソコンメーカーの新商品導入プロモーションのメディア担当、
大手航空会社の新規就航キャンペーン等のメイン担当として業務を行う。
1994年9月、株式会社ジェイアール東日本企画入社。
ポケットモンスター導入期のプロジェクトマネージャーとして、テレビアニメおよび映画のライセンスビジネスに
新しい枠組みを構築し、アニメビジネスおよび映画の大ヒットに貢献。
ポケットモンスタービジネスの成功により、社長賞受賞。
2001年4月、JR東日本の方針を受け、交通広告の近代化への全社的取り組みに参画。
交通広告の新しい活用の提案および広告効果の検証を行う。
トヨタプリウスの交通広告プロモーションで、第4回東京屋外広告協会都知事賞受賞。
JR新宿ビルの遠藤 享氏によるネオン看板で、第6回東京屋外広告協会都知事賞受賞。
営業部長・営業局長として、営業マネジメント職を務める
2013年4月コミュニケーション・プランニング局長を拝命。
高度なプランニングパフォーマンスの実現を目指して、プランニングインフラの整備を推進するとともに、
「行動喚起型プランニング」の充実に向けたマーケティング手法の研究開発に取り組む。
メディアプランニングシステムJ-plannerを立ち上げ、広告メディアのミクスチャーによる行動喚起型のプランニングを
支援するシステムとして営業活動に貢献。
2016年4月企画制作本部副本部長を拝命。
マーケティング手法の開発に取り組み、青山学院大学経営学部 久保田進彦教授の監修の下、
行動喚起効果を測定する新たな広告効果指標として「オケージョン認知」の開発を行う。
また、行動喚起効果の最大化を支援するプランニングシステムとして、
クロスメディアオプティマイザー:Act3の開発プロデュースを行う。
その他、「ブランド・アドボケイツ」理論の応用によるマーケティング手法の確立や
シニアの研究プロジェクト“JEKIシニアラボ”を主宰。
2016年5月、日経広告研究所「2017広告コミュニケーションの総合講座」にて
「ブランド・アドボケイツへの注目と戦略」講演。
2017年2月、「新シニア市場攻略のカギは、モラトリアムおじさんだ!」(ビデオリサーチ・ひと研究所)
出版記念セミナーおよびパネルディスカッション登壇。
2018年8月・10月、日経広告研究所所報300号・301号にて
「オケージョン認知の概念と広告効果測定への有用性上・下」(共同執筆)を発表。
2018年10月、東京大学高齢社会総合研究国際卓越大学院(WINGS-GLAFS)コアセミナー「団塊スタイル最前線/
Society5.0へのロードマップを考える」において、「団塊の世代が変える生活価値観」というタイトルで講演。
2018年10月、日本広告学会第49回全国大会において、
「オケージョン認知によるメディア別の広告効果測定」(共同執筆)を発表。
2019年4月、オケージョン認知が行動効果を高める要因として「ブランド・セイリエンス」に着目し、
オケージョン認知との関係性についての調査研究を行う。
また、活用利便性を高めることを目指してデジタルデータで該当者を特定する「デジタルオケージョン認知」の研究に取り組む。
2020年6月、日経広告研究所所報311号にて
「オケージョン認知とブランド・セイリエンス、購買行動の関係性」(共同執筆)を発表。
2020年8月、日本行動計量学会第48回大会にて
「オケージョン認知を用いたSNS投稿による広告の効果測定に関する研究」(共同執筆)を発表。
2021年3月、日本行動計量学会誌「行動計量学」第48巻 第一号にて
「広告認知とデジタルメディアにおける行動データの分析」(共同執筆)を発表。
2021年8月、日本行動計量学会第49回大会にて
「SNS投稿による広告オケージョン認知の特定化技術を用いた交通広告の効果測定」(共同執筆)を発表。
2021年10月、自然言語処理による広告効果測定技術を活用して、
SNS投稿から広告効果を算出する「交通広告デジタル測定システム」開発をプロデュース。
2022年9月、JAFRA(日本鉄道広告協会)近畿・中国・北陸支部・交通広告実務研修会にて、講演。
「交通広告のマーケティング効果を検証する~広告効果からブランド効果へ、そしてマーケティング効果へ~」
2024年3月、会社定年規定により退職。
2024年12月、truestar hd 株式会社村山朗社長より要請を受け、広告・マーケティングの企業経営における重要性向上
のビジョンを持って、メディアプランニングシステム等の普及を支援する業務を開始。
・マーケティングミックスモデリング(MMM)の導入プロモート。
・メディアプランニングツールの導入プロモート
・エリア有力AMラジオ局のデジタル化推進提案など
2025年12月、村山社長の逝去に伴い、業務終了。
2026年1月、村山社長との研究成果の先を模索するため、オケージョン認知ラボ立ち上げ。
現在に至る。