コンビニで飲み物を買おうとしたとき、仕事帰りの疲れた夜にふと飲みたくなるお酒を選ぶとき、あるいは休日に家族と出かける計画を立てるとき。私たちは何かを買おうとする瞬間、無意識のうちに特定のブランドを思い浮かべている。マーケティングの世界では、この「ある状況になったときに真っ先に思い出されるブランドになること」をオケージョンブランディングと呼ぶ。近年のマーケティング研究では、ブランドが成長するためには「好きになってもらう」こと以上に、「必要になった瞬間に思い出してもらう」ことが重要だと考えられている。その鍵を握るのが、近年注目されているオケージョン認知という考え方である。